大掃除が進む中、雫はその長い脚を優雅に動かしながら、わざとこちらに注意を引くような仕草を繰り返していた。普段なら無愛想で、どこかダルそうに振る舞う彼女が、今日はなぜか違う。まるで舞台の上でパフォーマンスをしているようだった。何度か視線をそらそうとしたが、ついその美しい姿に引き寄せられてしまう。
「先生、ちゃんと見てるよね?」雫は内心、ドキドキしながらも自分に自信を持っていた。しかし、その心の中では複雑な感情が渦巻いていた。「見られてる…けど、これって大丈夫なのかな?」彼女は先生の視線を感じながらも、同時に強い恥ずかしさを覚えていた。いつも見られる立場に慣れているはずなのに、先生の視線は普段のものとは違って、心を揺さぶられる。
その瞬間、雫は大胆にモップを押し出しながら、腰をひねって脚をスッと伸ばした。スカートの端からチラリと覗く太ももが、まるで故意にそうしているかのように見える。「これで、先生ももう少し反応するはず…」そう思いながらも、心の中では緊張感が高まっていた。こんなに見られるのは、正直なところ少し怖い。「どうしよう…こんな風に見られると恥ずかしいけど、でも…もっと見てほしい。」
「おい、やめろよ…」自分にそう言い聞かせつつも、目が雫の太ももから外れない。自分でも情けないと思いつつ、彼女のその動きに引き寄せられてしまう。
「私、こんなことして大丈夫かな…」雫の心は揺れていた。アイドルとして常に見られる立場ではあるものの、これは違う。先生からの視線には、特別な意味が込められているように感じるのだ。彼女の心の中には、恥ずかしさと期待、そして緊張が入り混じっていた。「でも、先生にはもっと私を見てもらいたい…」そんな思いが彼女をさらに大胆にさせていた。
次に、雫は腰を少し引いて、背中をしならせた。胸元が少し前に突き出る形になり、呼吸に合わせて上下するのが見える。「やばい…胸まで見られちゃう…」そう思いつつも、わざとその姿勢を取る。彼女は、さらに先生の視線が自分に向かっているのを感じた。
「こんなに見られるなんて、初めてかも…でも、どうしても嬉しい…でも…恥ずかしい!」雫は心の中で叫んでいた。自分が先生の視線を引きつけていることに気づき、そのことがさらに彼女を動揺させていた。普段の自信が薄れ、心臓が早鐘のように鳴っているのを感じる。「これ以上見られたら、私、どうしよう…」
先生の目が彼女の胸元に釘付けになっているのが分かると、雫は一瞬、動きを止めてしまった。「ちょっと、先生…こんなに見ないでよ…」そう思いながらも、顔が熱くなるのを感じた。「やっぱり恥ずかしい…でも、嬉しい…どうしたらいいの?」動揺がどんどん膨らんでいく。彼女は普段のクールな自分を保つのが精一杯だったが、今はどうしてもそれができない。
「でも、ここでやめたら負け…」そう自分に言い聞かせながら、雫はさらに挑発的に髪をかき上げる。髪がふわりと揺れ、首筋が汗に光り、艶やかな肌が輝いて見える。先生がその瞬間、また目を奪われているのを感じ、雫は内心少しだけ勝ち誇った気持ちになる。
「見てる…でも…なんでこんなにドキドキするの?私、先生の前でこんな風に見られるの、恥ずかしいのに…」そう感じながらも、彼女は顔には出さず、微笑んでみせた。しかし、その微笑みの裏では、彼女の心が大きく揺れていた。
背後にはユリシアがじっとこちらを見つめている。「おにい…先生、どうして雫ばっかり…」彼女の視線が冷たく感じたが、それでも雫は先生の視線を感じることで、自分の優位性を確信した。しかし、その自信の裏には、やはり動揺が隠れていた。「私、本当にこれでいいのかな…でも、もう引き返せないよね。」