おにいたんに全部見せたい、特別な私を。

ユリシアの全力おにいたん計画

おにいたんと一緒に海に来るなんて、今日の私はなんだか特別な気分。潮の香りや波の音も、いつもと変わらないのに、今日は何かが違う気がするんだ。それはきっと、私が「特別なユリシア」になるための日だから。

鞄の中には、いろんな水着が詰まっている。だけど、最初におにいたんに見せたのは、学校指定のスクール水着。少し小さくなってるから、体にピタッと張り付いているけど、それでも「おにいたんに見てもらいたい」って気持ちがあって、これを着てみたの。

「おにいたん、どう?」と、無邪気にいつもの調子で聞いてみたら、彼は驚いたような顔をしてから、少し照れくさそうに笑ってくれた。「ユリシア、ちょっとサイズが小さくなってないか?でも、可愛いよ。」なんて言われて、私も照れちゃった。内心では、「ふふ、私に気づいてくれたんだね♡」って思っていたけど、外では「そうかな?これ、ちょっと窮屈なんだよね~」なんて無邪気な私を演じてみせた。

スクール水着は少し小さくなっていて、動きづらいけど、おにいたんが喜んでくれるなら、今日は頑張っちゃおうかなって思ったんだ。心の中では、少しだけ「おにいたん、もっと驚いてほしいな♡」って考えていたけど、外では可愛いユリシアのまま、天真爛漫な笑顔を続ける。だって、無邪気で可愛い私が一番おにいたんを喜ばせられるからね。

次に選んだのは、少し大胆なV字型の水着。これは、さっきのスクール水着とは全然違って、大人っぽさを強調するデザイン。体のラインがハッキリ出ちゃうから、ちょっとドキドキしながらも、これを見たおにいたんの反応が気になって、勇気を出してみたんだ。

「ねぇ、おにいたん、この水着はどうかな?」って、ちょっと甘えた声で聞いてみた。おにいたんは一瞬、目を大きく開いて、その後、言葉が詰まったみたいだった。内心、「やった!驚いたでしょ?」って思いながら、外では「そんなにびっくりするほど?」なんて無邪気な振りをしながら近づいていった。

おにいたんは、顔が赤くなっているのを隠すようにして、「ユリシア、その水着…すごく大人っぽいな。でも、似合ってるよ。」って言ってくれた。心の中で「ふふ、そうでしょ?」って思いながらも、外では少し照れくさそうに「えへへ、ちょっと大人のユリシアになりたくて♡」って笑顔で答えた。

だけど、これはまだ序の口。おにいたんをもっとドキドキさせたくて、次に着替えようと心に決めた。

今日の私、もう一段階、特別なユリシアをおにいたんに見せたいんだ。だから最後に選んだのは、私が自分で仕立て直した特別な衣装――学院の制服であるセーラー服を、水着と一緒に着られるようにアレンジしたもの。

このセーラー服は、ただの制服じゃない。私が一生懸命に工夫して、水着の下に着ることで、少しセクシーにも見えるようにデザインしたんだ。無邪気な外見と、少しだけ大人っぽい私を両方見せられる、この特別な衣装でおにいたんをもう一度驚かせたいって思ってた。

岩陰でゆっくりと着替えながら、ドキドキが止まらない。セーラー服と水着の組み合わせなんて、普段じゃ絶対に着られないけど、今日は特別な日だから――おにいたんにとっても私にとっても。

「おにいたん、見て!」と恥ずかしそうに岩陰から出てくると、おにいたんは目を大きくして驚いていた。

「ユリシア、それ…どうやって作ったんだ?」おにいたんの顔には驚きと照れが混ざっている。ふふ、計画通りだね♡

「私が、自分で仕立て直したの!このセーラー服、ちょっと水着っぽくも見えるでしょ?」そう言いながら、私は笑顔を浮かべて、おにいたんの方へ少しだけ歩み寄る。

おにいたんは照れくさそうに頬を掻きながら、「すごいな、ユリシア…そんな工夫をしていたなんて。確かにちょっと大人っぽく見えるし、可愛いよ。でも、無理してないか?」と、優しい言葉をかけてくれた。

私はその言葉に胸がいっぱいになって、照れながらも「ありがとう♡無理なんてしてないよ。おにいたんに見てもらいたくて、頑張ったんだもん!」と答えた。本当はちょっとドキドキしてるけど、そんなのは見せない。だって、今の私は無邪気で可愛いユリシアのまま、おにいたんの前に立っていたいから。

セーラー服の袖が少し風に揺れるのを感じながら、私は「ねえ、おにいたん、もっと見てくれる?」と甘えた声を出しながら、少し大人っぽいポーズをとってみた。内心は「もっと驚いてほしい!」って思ってたけど、表情はいつもの笑顔のまま。

おにいたんは、「ユリシア、本当に成長したな…」としみじみとした顔をしていた。嬉しいけど、ちょっと物足りないな。もっとドキドキさせたいって気持ちが膨らんできて、次の作戦を考えた。

「じゃあ、次はこう…どうかな?」私はセーラー服の袖を軽く引っ張りながら、少し控えめなポーズをとってみた。足元は水着だから、動きやすくて、自然とポーズも決まる。おにいたんの反応をチラリと見ると、目が泳いでいるのが分かって、心の中で「よしっ!」とガッツポーズ。

「ユリシア…そのポーズ、可愛いけど…」と、おにいたんが戸惑った声で言い始めた瞬間、私はさらに勢いをつけて、「じゃあ、もっとこうしちゃおうかな~!」と元気よくポーズを変えた。今度は少し大胆な動きで、セーラー服の裾をふわりと揺らしてみせる。

おにいたんは、一瞬言葉を失って、それから「本当に驚かされるな、ユリシアは…」と、照れくさそうに笑った。私はその笑顔を見て、また心が温かくなって、「おにいたんのために、もっと色んな私を見せてあげるね♡」と無邪気に返事をした。