夕方のスーパーと小降りの雨 2024/10/04

ユリシアの日記

今日は朝からずっと雨が降っていて、ちょっと気分が落ち気味だったの。窓を見ても、いつもの明るい景色じゃなくて、灰色の空に包まれてて。そんな時、夕方におにいたんが「スーパーに行こうか」って声をかけてくれたの。雨は続いてたけど、おにいたんと一緒ならどんな天気でも大丈夫、そんな気がしてね、すぐに支度して外に出たんだ。

道を歩いていると、雨はポツポツと小さい音を立てながら傘に当たってきた。冷たいけど、おにいたんのそばにいるとあったかい気持ちになれて、いつの間にか私、自然におにいたんの腕に寄り添っちゃってたの。おにいたんは、気づいてるのか気づいてないのか、優しく「雨、少し弱くなってきたね」って言いながら、肩に手を置いてくれたの。ふふ、ちょっとだけドキドキしちゃうな。

スーパーに着く頃には、雨が少し小降りになってて、気温も少し和らいできた気がするの。お店の中では、お野菜や果物を選んでるおにいたんの姿をちらっと見ながら、「こうして何気ない時間を一緒に過ごせるのって、すごく幸せなことなんだなぁ」ってしみじみ感じちゃった。おにいたんといると、何でもないことが特別に思えてくるの、そんな気がするの。

買い物を済ませて、スーパーを出た時には、雨がさらに弱くなってて、空が少し明るくなってきたのがわかったんだ。帰り道を歩きながら、少しずつ止んでいく雨を見てると、なんだか心も晴れやかになってきてね。おにいたんも「ほら、もうすぐ止みそうだね」って言いながら、私に傘をさしてくれて、自分は少しだけ濡れているのに全然気にしてないの。そんな優しさに、私、胸がいっぱいになっちゃった。

帰り道の途中、ふと私が立ち止まると、おにいたんが不思議そうに振り返って「どうしたの?」って声をかけてくれたの。「ううん、なんでもないよ。ただ、ありがとう」って言いながら、そっと笑顔を返した。雨もほとんど止んで、私たちの足元には小さな水たまりができてて、その上を軽やかに歩く私とおにいたん。ふふ、今日はなんだか、とっても素敵な一日だったなって思えたんだ。