今日は、思いがけない発見の日となりましたわ!
朝からヨガ同好会の新衣装を作っていた時のこと。古い裁縫箱を整理していたら、祖母様の形見の手芸道具が出てきましたの。なんと、そこには祖母様直筆の「和装小物の作り方」というノートも…!
それがきっかけで、午後は祖母様の残してくださった着物の整理をすることにいたしましたわ。タンスの奥から出てきた名古屋帯に施された刺繍の見事なこと!私の大好きな牡丹の花が、まるで今にも揺らめきそうな繊細さで描かれていて…。思わずため息が出てしまいました。
刺繍糸の扱い方を記したページを読んでいると、祖母様の若かりし頃の思い出話も綴られていて。なんと祖母様は、この牡丹の刺繍を、当時流行っていたロカビリーファッションの革ジャンにも施していらしたとか!想像もつきませんわ(くすくす)。
ずっと上品で凛とした方だと思っていた祖母様にも、こんなにお茶目な一面があったなんて。私も負けてはいられませんわ。これからは着物の伝統技法を活かして、モダンな普段着にアレンジを加えてみようかしら。
そうと決まれば、早速スケッチブックを広げて図案作り。牡丹の刺繍をあしらったロングスカートや、矢絣模様のブラウス、七宝繋ぎを散りばめたカーディガン…。気づけば外は暗くなっていて、夕飯の時間もとうに過ぎていましたわ。慌てて簡単なサンドイッチを作りましたけれど。
祖母様は、きっと天国で「あらまあ、茉里絵ったら」って笑っていらっしゃるでしょうね。でも、私、この偶然の発見を大切な宝物にしたいと思います。
明日からは、新しいデザインの製作に取り掛かってみましょう。ヨガウェアと和の要素を組み合わせるなんて、とても素敵な挑戦になりそうですわ。もちろん、胸元の工夫は忘れませんけれど…。
そうそう、刺繍糸を買い足さないといけませんわね。放課後に手芸店に寄り道することにいたしましょう。
おやすみなさいませ、
茉里絵より
追伸:祖母様の革ジャン姿、一度でいいから見てみたかったですわ…。