ユリシアの独白 ~おにいたん先生のお世話エピソード~

ユリシアの全力おにいたん計画

掃除大作戦での思わぬ発見

私がまだ学院に入学する前の話なの。いつものように、おにいたんの部屋を掃除するのを心待ちにしていました。窓を開けて新鮮な空気を入れ替え、埃を丁寧に払い、床を磨き上げる――それは幼い頃から、私の大切な日課だったの。でも、この日は思わぬ展開が待っていたの…。

「よーし、お布団も干して、完璧な掃除にするんだから!」

中学生だった私は、そう意気込んでベッドの下を覗き込んだ瞬間、視界に飛び込んできたのは…絶対に見てはいけないもの。それは…まさか、男性向けのグラビア雑誌!?

「きゃっ…!」

思わず布団を被せようとして、でも手が震えて上手くいかない。顔が熱くなって、心臓がバクバクして…。

「お、おにいたん!これは…これは一体…!」

私の声に慌てて飛んできたおにいたんの顔も、見る見る真っ赤に。

「ユ、ユリシア!?これは…その…!違うんだ!説明させて…!」

でも、そんな言い訳なんて聞けるわけない。だって、だって…!

「もう、おにいたんのバカ…!こんなの…こんなの見つけちゃったら、私…!」

涙目になりながら、胸が締め付けられるような気持ちに。幼い頃からずっと一緒に暮らしてきたおにいたんなのに…。普段は甘えん坊の私が、珍しく怒ってしまったけれど…。だって、おにいたんがそんな雑誌を見るなんて…ちょっと、いや、すっごく嫌なの!

その日は少し拗ねてみせたけれど、おにいたんが一生懸命謝ってくれて…。結局、許してあげることにしたの。でも夜になって布団に入ると、また思い出して胸がモヤモヤ…。

まだ中学生の私には、この気持ちが何なのか、よく分からなかった。ただ、おにいたんが他の女の人を見るのが嫌で嫌で…。その夜、布団の中で「私も大人になったら、おにいたんに見てもらえる女性になりたいな…」って、初めてそんなことを考えたの。

でも今思えば、それが私の中のおにいたんへの気持ちが、家族から特別な想いへと変わっていく、大切な転換点だったのかもしれないな…。

ドキドキ♡初めてのお洗濯当番

中学2年生になって、私はおにいたんから「そろそろ家事も覚えていこうか」って言われたの。最初は食器洗いとか簡単なことから始めたんだけど、この日は特別な任務、おにいたんの洗濯を任されることになったの!

いつも通り、おにいたんの服をまとめて洗おうとしたら…その中に紛れ込んでいたのは、おにいたんの下着。今まで見たことのないものに、思わず固まっちゃった…。

「え…っと…これは…」

手に取った瞬間、13歳の私の心臓が「ドキンッ」って大きく跳ねた。

「こ、これはただのお洗濯!お手伝いの一つだもん!」

必死に自分に言い聞かせても、手が震えて、洗剤を入れる時も、量を間違えそうになっちゃって…。洗濯機のスイッチを押す指先まで震えてるの、どうしちゃったんだろう…。

中学生の私には、この気持ちの正体がよく分からなくて。でも、なんだかすごくドキドキして…。これって、もしかして大人への一歩なのかな?

お風呂掃除は特別な時間

中学生になってから、私の家事の担当も少しずつ増えていったの。その中でも、特に緊張したのが、お風呂場の掃除…。

「ユリシア、お風呂場もキレイにしてくれるかな?」

おにいたんにそう頼まれた時、なんだか変な気持ちになっちゃった。だって…ここっておにいたんが裸になる場所だよね…なんて考えたら、顔が真っ赤になっちゃって。

浴室に入って、おにいたんが使ったタオルを片付けたり、シャンプーの位置を整えたり…。私の胸は、中学生らしからぬ気持ちでいっぱいになっていく。

「あ、シャンプーそろそろ無くなりそう…おにいたんの好みのやつ、覚えとかなきゃ」

そんなことを考えながら掃除をする私。時々、ここでおにいたんがシャワーを浴びてるんだな…なんて想像しちゃって、それだけで頬が熱くなる。

中学生の私には、この気持ちがよく分からなかった。でも、おにいたんのことを考えると、胸がキュンとして…。これって、もしかして…好きってことなのかな?

そんなことを考えながら、丁寧に浴室を磨いていく。私の中で、おにいたんへの気持ちが、少しずつ変化していくのを感じていた、あの頃…。

それは、まだ私が学院に入学する前の、大切な思い出。今では恥ずかしくて誰にも言えない、私だけの秘密の記憶なの…♡