第2学年

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品格と気品、そのはざまで(第2学年編・6)

放課後の紅茶会サロン。窓から差し込む夕陽が、白磁のティーカップを淡く照らしていた。「……では、次の招待状はこの封筒でいかがでしょう?」「うん、ぴったりだと思いま...
第2学年

火花と共鳴、ふたりの距離(第2学年編・5)

それは、月曜日の特別課題授業の前日――。「明日のグループワークね、雫ちゃんは如月さんとペアになってもらえる?」担任の渚先生の言葉に、雫は一瞬きょとんとした表情を...
第2学年

揺れる姉心、まっすぐな眼差し(第2学年編・4)

ある春の放課後――。「じゃあ、今日はユリシアさんと如月さん、教室の掃除当番お願いね」クラスメイトの声を背に、モップを手にしたユリシアは、ふっと小さく息を吐いた。...
和先生と学ぶ♡淑女の簿記検定物語

新芽の微笑み、揺れる心(第2学年編・3)

新入生オリエンテーションの翌日、学院では「商業科体験クラブ」なる新企画が静かにスタートしていた。「先輩たちの模擬授業、ほんとに分かりやすかったって評判だよ」そん...
和先生と学ぶ♡淑女の簿記検定物語

緊張と微笑みのオリエンテーション(第2学年編・2)

新入生オリエンテーション当日。春の日差しが柔らかく校舎を包み込み、校庭の八重桜はまだ美しく風に揺れていた。その朝、準備室には和先生と4人の女子たちが集まっていた...
第2学年

春風に揺れる心と広がる「おにいたん♡」旋風(第2学年編・1)

桜が満開の朝、ユリシアはいつもより早く起きて和先生の朝食を準備していました。朝日に照らされたキッチンで、彼女は口ずさみながらエプロンを揺らします。「おにいたん♡...
第2学年

先生、近すぎますっ!? 〜春の進級、恋の距離も急接近〜(第2学年編・プロローグ・3)

第1章:『春、新しいクラスと再会の予感』桜の花びらが舞い散る春の朝🌸 チューエル淑女養成学院の校門をくぐると、新学期の高揚感が空気に満ちていました。ユリシアは水...
第2学年

🌸✨ お花見でのドキドキ女子会〜婚約発表から一週間後の本音トーク〜 🌸✨(第2学年編・プロローグ・2)

桜吹雪が舞う春うららの昼下がり、チューエル淑女養成学院の裏庭にある小さな丘の上。満開の桜の木の下に広げられた水色のレジャーシートの上で、四人の乙女たちがお弁当を...
第2学年

私だけの婚約者!? 〜でもみんなの想いも大切にしたい乙女の胸キュン学院生活〜(第2学年編・プロローグ・1)

春風に桜の花びらが舞う放課後の教室。 窓から差し込む夕日が、誰もいないはずの教室の中に、淡くオレンジ色の光の帯を描いていた。「あれ?みんな、ここで何してるの〜?...