基本情報
- 名前: 姫宮 綾香 (Himemiya Ayaka)
- 所属: チューエル淑女養成学院・高等部 商業科2年C組
- 身長: 166cm
- 体重: 49kg
- スリーサイズ: B84 / W58 / H86
- 誕生日: 12月2日(射手座)
- 血液型: AB型
- 容姿:
- 地毛はブラウン(茶色)。普段は、ジト目で冷静なすまし顔をしていることが多い。
- 2年生になってから、1dayヘアカラーで髪をピンク色にしていることが多い。ピンク色の時は、なごみ先生の視界に入るべく、頑張って積極性をアピールする表情を意識しているが、感情が昂ると地毛の時の「ジト目」が戻ってきたり、逆に茶髪の時でも、なごみ先生を意識すると耳が赤くなったりと、感情と論理がちぐはぐになっている。
趣味
- 詰将棋(論理的な思考を好む)
- プログラミング(コードの美しさを追求)
- 海外の難解な哲学書を読むこと
特技:
- 簿記(日商2級)
- 英語(TOEIC 950点)
- ピアノ(コンクール入賞経験多数)
好きなもの
- 効率、論理、合理性
- 静かな図書館の空気、無音の空間
- ビターチョコレート(カカオ90%以上)
- (なごみ先生の論理的で無駄のない授業)
嫌いなもの
- 非効率なこと、根性論、感情論
- 馴れ合い、集団で騒ぐこと(非生産的)
- (アイドルなどの「論理的価値」を算出できない存在)
- 甘すぎるお菓子
姫宮 綾香とは
商業科2年C組に所属する、クールなインテリ女子。 「神童」と呼ばれたほどの知性を持ち、簿記の才能はずば抜けている。今回の試験で日商簿記2級を96点というトップの成績で合格した、傑出した才能の持ち主。その学力は学院でもトップクラスであり、教師陣からも一目置かれている。
医師の家系に生まれ、「感情」よりも「論理」と「結果」を最優先するよう徹底的に教育されて育った。 そのため、あらゆる物事を「合理的か、非合理的か」で判断する冷徹な思考の持ち主であり、他人の感情の機微に疎く、無駄な馴れ合いを極端に嫌う。
一見、冷たい印象を与えるが、それは彼女なりの合理性を追求した結果であり、本人に悪気はないことが多い。 特に茶髪でいる時は、そのクールな表情(ジト目気味のすまし顔)を崩すことは滅多にない。
しかし、その完璧な論理性の裏で、彼女は大きな矛盾を抱えている。 地毛はブラウンだが、2年生になってから1dayヘアカラーで髪をピンク色にするという、彼女の信条とは真逆の「非合理的」な行動に出ている。
これは、「結果」こそが全てと育てられてきた自分の論理的な価値観と、完璧な成績(96点)を収めている自分よりも、出来の悪いユリシアや、非論理的な活動(アイドル)に現を抜かす雫ばかりを気にかけているように見えるなごみ先生の「非合理的な」優しさとの間で板挟みになった結果である。 「論理」や「完璧」では先生の関心を引けないと思い込んだ彼女が、自分自身を育てた「論理」への反発と、先生に振り向いてほしいという「非合理的な感情」に突き動かされ、必死の思いで起こした、**計算ずくの「擦れた真似(反抗)」**なのである。
根が真面目なため、地毛を完全に染め上げる勇気はなく、一時的なカラーリングで精一杯の反抗をしている姿は、彼女の不器用な内面を象徴している。 ピンク髪の際は、なごみ先生の前で頑張って積極的な表情を作るよう努めているが、緊張するとつい早口で論理的な反論をしてしまい、後で一人落ち込むことも多い。
雫とのライバル関係
雫が「アイドル活動」という非論理的なものに時間を割きながら、自分と同じ「簿記」の土俵にいることが、彼女の理解を超えており、非効率で「不純」なものとして強い不快感を抱いている。
「二兎を追う者は一兎をも得ず」という合理的な結果になるはずが、雫がギリギリでも合格したこと、そしてなごみ先生がその「非効率な努力」を擁護したことが、彼女の論理的な世界を大きく揺るがすことになる。
崩壊した論理と、芽生えた感情
感情論を排し、常に論理的で、生徒の能力を正確に見抜く指導をするなごみ先生を、教師として純粋に尊敬している。学院の教師陣の中で、唯一「自分と対等な論理で話ができる大人」と認識していた。
それゆえに、なごみ先生が自分(96点)の「論理的な結果」よりも、ギリギリ合格の雫(72点)の「非合理的な努力」を庇ったことに対し、論理では説明できない強い苛立ちと、初めての「嫉妬」に近い感情を抱く。
あの日の廊下での一件は、彼女の「論理の鎧」が、なごみ先生によって完全に破壊された瞬間だった。 今、彼女は「感情を爆発させてしまった自分」と、「それでもなごみ先生に認められたい自分」という、最も非合理的で矛盾した感情の処理方法がわからず、人生で最大の混乱(バグ)に陥っている。
ボイスイメージ
「…96点。想定通りの結果です。(茶髪時:ジト目で冷静に)」
「72点も96点も同じ『合格』…?先生の評価基準は、非合理的ですね**(茶髪時:冷静な口調で)**」
「…別に。髪の色など、個人の自由です。…先生には、関係ありません**(ピンク髪時:少し視線を逸らし、戸惑いながらも強がる)**」
「な、なぜ…非効率な努力を、論理的な結果よりも優先するんですか…!?(ピンク髪時:感情的になり、声が震える)」
「先生にだけは…!私の『正しさ』を、否定してほしくなかった…!(ピンク髪時:涙を滲ませ、切なさを込めて)」
「せ、先生…。あなたの授業は…その、論理的で、非常に…学習効率が高いと、思います…(だから、その…もっと私を見てください)」(ピンク髪時:頑張って褒めようとするが、結局は論理的な感想になり、顔が赤くなる)
「…っ。(なごみ先生がユリシアと話しているのを見る)…非生産的な会話だ。時間の無駄だ…(でも、なぜ、胸が…?)」(茶髪時:冷静を装うが、内心は穏やかでない)

