最近、私はグループチャットにはまっている。最初はなんとなく始めたんだけど、雫ちゃんやまりちゃん、渚先生と一緒に話すのが楽しすぎて、時間が経つのも忘れてしまうほどだ。いつの間にか、毎日そのチャットを開くのが日課になってしまった。
でも、そんな私に「ユリシア、最近よくチャットしてるみたいだけど、どんな話してるの?」なんて、おにいたんが何気なく聞いてきた。えっ!?ちょっと待って!おにいたん、私のグループチャットの話題に興味持っちゃったの!?内心、パニックになったけど、平静を装いながら「う、うん、別に普通の話だよ…」なんて返しちゃった。
本当は、普通の話どころじゃない。乙女たちの内緒話が詰まってるんだもん。まりちゃんのグラビアポーズの練習や、雫ちゃんの鋭い指導、そして渚先生がちょっぴり赤面しながらも見守ってくれている光景…。そんなこと、おにいたんに話せるわけないじゃない!
「誰と話してるの?どんな話題?」なんて、さらに質問してくるおにいたん。ええっ!?これ、どうしよう!?さすがにこれは返答に困る…だって、まりちゃんの大胆なポーズや雫ちゃんの過激なアドバイスなんて、絶対におにいたんには見せられない内容だよ!心の中では「まりちゃん、ごめんね。絶対おにいたんには言わないから…!」って思いながら、言葉を探す。
「えっと、まぁ、雫ちゃんとか…まりちゃんとか…渚先生も参加してるんだけど、別に普通の話よ!」と、なんとかごまかすけど、やっぱり怪しまれてる?おにいたんが、じっと私を見つめてくるその視線に、もう心臓がドキドキしてどうしようもない。
だって、話題があまりにも恥ずかしすぎる!グラビアポーズの練習や、ちょっとセクシーな話題も出てくるんだもん。おにいたんには、そんなの見せられない。私たち乙女の秘密のチャットなんだから…!
「あんまり、そんなに聞かないでよ、おにいたん。メッ!だからね!」と、ついにそう言ってしまった。だって、話せるわけないし、教えたら絶対に恥ずかしすぎる。それに、グループチャットの内容なんて、女の子同士の秘密の会話だし…おにいたんが知る必要なんてないよね。
だけど、そんなふうに言うとおにいたんはちょっと困った顔をして「そっか。まぁ、話したくないなら無理に聞かないけど…」って言ってくれた。それを聞いてホッとしたけど、やっぱりなんだか胸がチクチクする。おにいたんに秘密を持つことが、ちょっとだけ心苦しいんだよね。だって、私はおにいたんに全部を知ってほしいと思ってるのに、今回ばかりは乙女のプライドが許さない。
だけど、心のどこかで「おにいたんに、ちゃんと話せたら楽になるのかな…」なんて思ったりもして。だって、私のことなら何でも知ってほしいし、どんな私でも受け入れてくれるおにいたんだから、きっとこの話をしたら笑ってくれるかもしれないし…。でも、でも…!
「あああっ、やっぱり無理だよ!乙女の秘密は乙女だけのもの!」と、ひとりで葛藤しちゃう。グループチャットでは、まりちゃんの恥ずかしがる姿を見てみんなで応援したり、雫ちゃんが私やまりちゃんをからかったりして盛り上がるけど、それだって、友達同士だからこそできる話題なんだもん。おにいたんには、やっぱり違うんだ。
でも、時々「おにいたんに見てもらいたいなぁ…」なんて思っちゃうこともある。おにいたんは、私のことなら何でも知ってるし、受け止めてくれる。きっと、このグループチャットの話題だって、おにいたんなら笑ってくれる…のかな?
それでも、やっぱり教えられない。だって、このチャットの中には、私のちょっと恥ずかしい気持ちや、友達にしか見せられない部分が詰まっているから。おにいたんに隠しごとなんてしたくないけど、これは別!乙女には乙女だけの秘密があるんだから!
「おにいたん、お願いだから、これ以上は聞かないでね…」なんて、心の中で願いながら、私は今日もグループチャットを開く。雫ちゃんが「次はもっと過激なポーズよ!」なんて言ってるし、まりちゃんも「私、頑張ってみる…」って返事してる。渚先生はちょっと心配そうだけど、結局は一緒に見守ってくれてる。
そんな楽しいグループチャットを、今日も私は楽しみながら、おにいたんには内緒で過ごすんだ。だって、これは乙女の秘密だから…教えられるわけないよね。おにいたん、ごめんね、メッ!だからね!