こんにちは、私は水無瀬渚（みなせ なぎさ）です。チューエル淑女養成学院で体育科・保健体育科を担当している教員です。普段は少し生真面目なところがあると言われますが、私の心の中ではいつも情熱が燃え上がっているんです。特に、和先生のことを思うと、その炎がさらに激しく燃え盛るのを感じます…。
実は、私は学院の生徒だった頃、すごく病弱で、何をするにも体がついていかない日々が続いていました。そんな私を支えてくれたのが、当時すでにベテラン教員だった和先生でした。和先生は、誰よりも優しくて、私がつらいときにはいつもそばにいて、親身になって励ましてくれたんです。その優しさに触れるたびに、私は自然と和先生に惹かれていきました。それが、私の初恋でした…。
この気持ちはいつか忘れてしまうものだと思っていました。でも、和先生への想いは年を重ねるごとに強くなり、私はその想いを心の中で大切に育み続けてきました。そして、和先生に近づきたい、もっと私のことを見てほしい、そんな願いが私の人生の指針になったんです。
病弱な自分を変えたくて、必死にトレーニングを重ねてきたのも、和先生に少しでも成長した姿を見せたかったから。今では、見事に割れた腹筋が私の努力の証です。でも、生徒たちから「マッスル渚」なんて呼ばれることが少し複雑で、特に和先生がどう思っているのかが気になって仕方ありません。私の筋肉質な体が、先生の目にどう映っているのか……不安で胸がいっぱいです。
最近、和先生がユリシアさんに優しい目を向けている姿を見かけて、ふと過去の自分と重ねてしまいました。ユリシアさんがスタンディングスプリットを披露していたとき、和先生の嬉しそうな表情を見て、私の心に小さな火が灯ったんです。「これだっ！」って思いました。そうだ、私もこの鍛え上げた体を使って、ユリシアさんよりももっとダイナミックで優雅なスタンディングスプリットを和先生に見せれば、再び私のことを見てくれるかもしれないって。
でも、私は自己主張が苦手で、行動に移すことがなかなかできないんです。でも、和先生の笑顔を思い出すたびに勇気が湧いてきて、「絶対に和先生に私の姿を見てほしい！」と強く願えるようになりました。そして、思い切って和先生に声をかけてみたんです。「和先生、少しお時間をいただけますか？」と。心臓がバクバクして、初恋の時と同じくらいドキドキしていました。
和先生が「どうしたんだい、渚先生？」と問いかけてくれた瞬間、私は思わず「先生に見てほしいことがあるんです…」と言ってしまいました。なんとか勇気を振り絞って言葉にしたそのとき、手早く物陰に隠れて着替えました。スーツのままではスタンディングスプリットなんて無理ですからね…。スポーティなウェアに着替えながら、心の中で「今度こそ、先生に私のすべてを見てもらえる！」と密かにガッツポーズを決めました。
いざ和先生の前でスタンディングスプリットを披露したとき、和先生が目を見開いて「渚先生、こんなに優雅な動きができるなんて…」と驚きの声を上げてくれたんです。その言葉を聞いた瞬間、私は胸が熱くなり、涙が出そうになるのを必死にこらえました。
和先生、私はあなたに感謝しています。あなたのおかげで、弱かった私がここまで強くなれました。初恋の時と同じように、私はまだあなたのことが大好きで、これからもずっと傍にいたいと願っています。だから、もっと私のことを見てほしい、もっと近くに感じてほしい。そう思っているんです。
この鍛え抜いた体で、今度こそ和先生にふさわしい女性になれるように、私も精一杯頑張ります。どうか、私の成長をこれからも見守っていてくださいね。そしていつか、私の気持ちが和先生に届くことを信じています…。
