如月柚羽の視点 私のたからもの(如月柚羽)(第2学年編・11-01) ドーン、と。お腹の底に響く音と一緒に、夜空いっぱいに光の花が咲き乱れる。湖の水面にもう一つの花が咲いて、世界がキラキラしたもので満たされていく。綺麗……。こんな... 2025.08.07 2025.08.15 如月柚羽の視点柚羽の日記第2学年
第2学年 湖畔の花火と五つの想い ~夏の夜に咲く恋の花~(2025花火大会)(第2学年編・11) 第1章:浴衣姿の乙女たち夏の夕暮れ、チューエル淑女養成学院の正門前には、色とりどりの浴衣に身を包んだ女性たちが集まっていた。ユリシアおにいたん♡、お待たせ!水色... 2025.08.05 2025.08.15 第2学年
第2学年 この指が未来を打つ――和先生の“電卓教室”と雫のドヤ顔(第2学年編・第10話) 「特別講義、開講です」風通しのよい6月の午後。商業科の教室に、生徒たちのざわめきが広がっていた。「……今日の補講って、簿記じゃないの?」「いや、先生が“道具の話... 2025.06.14 2025.08.15 第2学年雫の日記
第2学年 ゴールデンウィーク*柚羽の「がんばり過ぎ注意報」(第2学年編・閑話) “48 時間完璧計画” 発動――まだ見知らぬ背中越しの決意ゴールデンウィーク前夜。寄宿舎の玄関ホールは旅行バッグをころがす同級生たちの笑い声で満ちていた。しかし... 2025.05.15 2025.08.15 第2学年
第2学年 「ダブル受験宣言――それぞれの“はじまり”」(第2学年編・第8話) 新緑がキャンパスを包む放課後。窓辺をかすめた風に、ユリシアの淡いピンク髪がふわりと揺れた。教室では中間テスト返却のざわめきも引き、代わりに「今年こそ簿記を受ける... 2025.05.05 2025.08.15 第2学年
第2学年 導く手、見上げるまなざし(第2学年編・第7話) 午後の職員室。窓際のカウンターで、如月柚羽は渚先生の横に並び、書類の整理を手伝っていた。「柚羽さん、ファイルはその棚の左から3番目にお願いね」「はいっ、すぐに」... 2025.05.03 2025.08.15 第2学年
第2学年 品格と気品、そのはざまで(第2学年編・第6話) 放課後の紅茶会サロン。窓から差し込む夕陽が、白磁のティーカップを淡く照らしていた。「……では、次の招待状はこの封筒でいかがでしょう?」「うん、ぴったりだと思いま... 2025.05.03 2025.08.15 第2学年
第2学年 火花と共鳴、ふたりの距離(第2学年編・第5話) それは、月曜日の特別課題授業の前日――。「明日のグループワークね、雫ちゃんは如月さんとペアになってもらえる?」担任の渚先生の言葉に、雫は一瞬きょとんとした表情を... 2025.05.03 2025.08.15 第2学年
第2学年 揺れる姉心、まっすぐな眼差し(第2学年編・第4話) ある春の放課後――。「じゃあ、今日はユリシアさんと如月さん、教室の掃除当番お願いね」クラスメイトの声を背に、モップを手にしたユリシアは、ふっと小さく息を吐いた。... 2025.05.03 2025.08.15 第2学年
第2学年 新芽の微笑み、揺れる心(第2学年編・第3話) 新入生オリエンテーションの翌日、学院では「商業科体験クラブ」なる新企画が静かにスタートしていた。「先輩たちの模擬授業、ほんとに分かりやすかったって評判だよ」そん... 2025.04.29 2025.08.15 第2学年