🌞 朝の発見~フレームの秘密~
朝日が差し込む和先生の部屋。日曜日の静かな朝、ユリシアは軽やかな足取りでおにいたんの寝室のドアをそっと開けた。
「おにいたん♡、もう朝だよ~!🌞 朝ごはんできたから起きてね~!💕」
甘い声で呼びかけながら部屋に入ったユリシアだったが、そこで目に入ったのは予想外の光景。デスクの上に置かれた見慣れないフォトフレーム。そして、その中の写真は…
「え…これって…私?🤭」
昨日の高原ドライブで撮った一枚。両手でハートを作りながら頬を染めて笑っている自分の姿。まるで宝物のように大切にフレームに入れられていた。
ベッドでは、おにいたんがまだ寝息を立てている。昨夜遅くまで写真を眺めていたのだろうか。デスクの椅子に赤いネクタイがかけられ、パソコンはスリープモードになったまま。
「えへへ♡」
ユリシアの顔がじわりと熱くなる。
💭 おにいたん♡が私の写真を大事にしてくれてる…これってまるで恋人みたいだよね… 💭
同時に、悪戯心がむくむくと湧き上がってきた。
「おにいたん♡、起きて~!🌸」
今度はもう少し大きな声で呼びかける。ベッドの側に行き、その肩をそっと揺する。
「んん…?」和先生がゆっくりと目を開ける。「あぁ、ユリシア…おはよう…」
まだ眠たげな表情で微笑むおにいたん。しかし、ユリシアの不思議そうな笑顔に気づくと、少し怪訝な顔になる。
「どうしたの?そんな顔して」
「おにいたん♡、あのね…😊」ユリシアは意地悪く言葉を引き延ばす。「私、すっごく素敵なもの見ちゃった♡」
「え?」和先生の顔に一瞬の緊張が走る。
「あれだよ~🎵」ユリシアはくるりと振り返り、デスクの上のフォトフレームを指さす。「私の写真!しかもフレーム入り♡」
「!!」
💓 赤面のおにいたん~素直な気持ち~
和先生の顔が見る見るうちに真っ赤になっていく。あわてて起き上がり、シーツに足を取られながらもデスクに向かって突進する。
「あ、ちょ、ちょっと!それは、その…」
言葉にならない言い訳を口走る和先生。ユリシアはその慌てぶりを見て、さらに意地悪な笑みを浮かべる。
💭 おにいたん♡、こんなに慌てちゃって…やっぱり特別な気持ちがあるんだよね 💭
「おにいたん♡、私の写真、そんなに大事にしてくれてたの?🥰」
「いや、これは…研究資料として…」
「研究資料?🤔」ユリシアは首を傾げる。「どんな研究?」
「ちがっ…!」和先生の耳まで赤くなる。「ただの…記念として…」
「えへへ♡ 嬉しいな~💕」ユリシアはくるくると回るように喜び、そしてフレームを手に取る。「でも、おにいたん♡がこんな風に私の写真を飾ってるなんて知らなかった…他にもあるの?👀」
「ないっ!」あまりにも早い否定に、自ら怪しさを増す和先生。
「うそ~?😏 ちょっと引き出し見てみようかな~?」
「だ、だめだ!」和先生は慌ててユリシアの前に立ちはだかる。「朝ごはんって言ってたよね?冷めちゃうから早く食べに行こう」
「おにいたん♡、慌てすぎだよ♡」ユリシアはクスクス笑いながら、和先生の腕にしがみつく。「大丈夫、私嬉しいよ?😊 おにいたん♡が私のこと、そんな風に…」
言葉を切ったユリシアの瞳が潤む。和先生は一瞬たじろぎ、そして諦めたように深いため息をつく。
「まったく…」和先生は照れくさそうに目を逸らす。「昨日の写真が、あまりにも…」
「あまりにも?🥺」
「…可愛かったから」
その一言に、今度はユリシアの顔が真っ赤になる。
💭 きゃー!おにいたん♡が私のこと可愛いって言ってくれた!しかも写真までフレームに入れて…これって、大好きって事だよね! 💭
「も、もう!おにいたん♡ったら、急にそんなこと言うなんて…😳」
「君が言わせたんだろ」和先生は少し意地悪く笑う。
「えへへ…💕」ユリシアは嬉しさのあまり、そのまま和先生に抱きついてしまう。「でも嬉しい!おにいたん♡が私のこと可愛いって思ってくれるなんて…🥰」
「だ、だから離れなさい」慌てて引き離そうとする和先生だが、ユリシアはさらにぎゅっと抱きしめる。
「いやだ~♡ もっとぎゅーってして!🤗」
和先生はいったん身体を強張らせたが、ユリシアの頬が自分の胸に押し付けられる感触に、徐々に緊張が解けていく。長年共に過ごしてきた幼い頃のユリシアを思い出しながらも、今の彼女はもう子供ではないという事実が、和先生の中で複雑な感情を呼び起こしていた。
(あぁ…ユリシアはもう…)
心の中でつぶやきながら、和先生は静かに決心する。これからは、彼女をもっと大切にしていこう。そして少しずつ、婚約者として向き合っていこう。そんな思いが、彼の腕に力を宿らせた。
「まったく…」再び諦めのため息をつきながらも、和先生の腕がそっとユリシアの背中に回る。優しく、でもしっかりとした腕の力に、今度はユリシアが驚いたように顔を上げる。
「おにいたん…?🥺」
「ユリシア…君はもう、子供じゃないんだよな」静かな声で和先生が言う。「僕も、そろそろちゃんと向き合わないといけないのかもしれない…」
「…💓」ユリシアは和先生の真剣な表情に言葉を失い、そっと目を閉じる。
🌄 甘い朝の会話~記憶の中の昨日~
「…昨日は楽しかったね」静かにユリシアの頭を撫でながら、和先生が言う。
「うん!✨」ユリシアは顔を上げて、キラキラとした瞳で和先生を見つめる。「最高の一日だった!おにいたん♡のおかげで🥰」
「そう言ってもらえると、連れていった甲斐があるよ」
「えへへ…💕」ユリシアは再び和先生の胸に顔をうずめる。「私、あの湖とお山のポーズ写真、すっごく綺麗に撮れてて嬉しかったの!🌈 おにいたん♡がカメラマンみたいに『はい、ポーズ!』って言いながら撮ってくれたから、特別な写真になったんだよね」
「わ、分かってるよ…」和先生は照れくさそうに頷く。
「あ、でもでも!💡」ユリシアが突然思いついたように顔を上げる。「私もおにいたん♡の写真が欲しい!📸」
「え?」
「だって私だけフレーム入りにされるのは不公平じゃない?🤔 私もおにいたん♡の写真、部屋に飾りたいな♡」
「そ、そんな…」和先生は再び赤面する。「僕なんかの写真を…」
「いいの?じゃあ今撮っちゃお!📱」
ユリシアは和先生の腕から飛び出し、スマートフォンを取り出す。
「ちょっ、今はだめだ!」慌てる和先生。「ほら、見てくれ。寝起きでひげも剃ってないし、髪もボサボサで…」
「いいの、いいの!ありのままのおにいたん♡が見たいんだもん♡👀」
「ユリシア…!」
🍳 朝食タイム~恋の駆け引き~
朝食のテーブルに着くまでに、ユリシアのスマホには寝起きの和先生の写真が何枚も収められていた。髪がボサボサで目が腫れぼったく、それでも優しさの溢れる表情。ユリシアにとっては、この上なく愛おしい瞬間の一枚。
💭 おにいたん♡の寝起きの表情、こんなに甘くて優しいなんて…これは私だけが知ってる特別な顔… 💭
「もう、すぐに消してよ…😓」和先生は朝食のトーストをかじりながら、なおも懇願する。
「いやだよ~♡😚」ユリシアは嬉しそうに写真を眺める。「私もフレーム買って、部屋に飾っちゃおうかな♡」
「やめてくれ…🙏」和先生は頭を抱える。「学院の生徒に見られたら…」
「大丈夫だよ♡ 私の部屋は女子禁制だもん♡😉」ユリシアはウインクする。「おにいたん♡だけの特別室♡」
「まったく…」和先生は呆れたような、でも少し嬉しそうな表情を浮かべる。
朝食を終え、食器を洗いながらユリシアは突然言った。
「ねぇ、おにいたん♡💕」
「ん?」
「昨日みたいに、今日も特別な日にしよ?✨」
「え?」和先生は首を傾げる。「今日は特に予定は…」
「違うよ!😤」ユリシアは両手を腰に当て、頬を膨らませる。「特別な日は作るものだよ!💪」
「そ、そうだね…」和先生は少し戸惑いながらも、微笑む。
📸 写真撮影デートの始まり~
「今日は『おにいたん♡と写真撮影デー』ってことで、いっぱい写真撮ろ!📷」
「おい、ちょっと待て…」
「そして、どっちがより素敵な写真が撮れるか、コンテストしよう!🏆」ユリシアは目をキラキラさせながら続ける。「勝った方には、何でも一つ願いを聞いてもらえるってルールで!」
「なんでも、って…😅」和先生は不安そうな顔をする。
「うん、なんでも♡😇」ユリシアは意味深に微笑む。
💭 願い事って言ったら…もしかしたらおにいたん♡にお姫様だっこしてもらうとか…そんな恋人みたいなことできるかも! 💭
「…負けられないな」和先生は少し真剣な表情になる。
「えへへ♡🎵」ユリシアは嬉しそうに手を叩く。「じゃあ決まり!今日一日、写真撮影デートだね♡」
「でもルールは守るんだぞ?変なポーズは禁止だ」
「はーい♡👌」ユリシアは可愛らしく敬礼する。「おにいたん♡の言うとおり!」
そうして始まった日曜日の写真撮影デート。まず最初は、リビングでの撮影から。
ユリシアがおにいたんの新聞を読む姿を撮影する。「まるで映画に出てくるパパみたいに見える!でもすっごくカッコいい!✨」と言われて照れる和先生。
次は和先生の番。窓際で本を読むユリシアの横顔を、光が透ける瞬間を狙って撮影。「光が君の髪を透かして、まるで天使みたいだ」と言うと、ユリシアが真っ赤な顔で本に顔を隠す場面も一緒に撮れた。
庭に出ると、今度はユリシアが花に水をやる和先生の後ろ姿を撮影。「おにいたん♡の優しさが伝わってくるショット!💐」と満足げに言うユリシア。
そして和先生は、蝶を観察するユリシアの夢中な表情を捉えた一枚を撮る。「好奇心旺盛な君らしいショットだ」と言うと、「えへへ、褒められちゃった♡🦋」と喜ぶユリシア。
近所の公園では二人でセルフタイマーを使い、ベンチで並んで座る写真や、紅葉した木の下でポーズをとる写真も撮った。時には「もっと近づいて!」とユリシアが言い、和先生が照れながらも肩を寄せる場面も。
昼食は手作りサンドイッチを持って近くの丘へ。ピクニックの様子も写真に収めた。「おにいたん♡のサンドイッチの食べ方、意外と几帳面なんだね!🥪」と発見を喜ぶユリシア。
「君は逆に意外と大胆に食べるんだな」和先生が笑いながら言うと、「も~!そういうとこ撮らないでよ~😣」と抗議するユリシア。
午後はキッチンに戻り、晩ご飯のカレーを二人で作りながら、調理風景も撮影。エプロン姿の和先生を「シェフみたい!👨🍳」と言って撮るユリシア。一方、材料を切る真剣なユリシアの表情を「こんな表情も可愛いな」と思わず呟きながら撮る和先生。
🌆 夕暮れの約束~二人だけの願い事~
日が傾き始めたころ、二人はソファでその日撮った写真を見比べていた。
「どう?おにいたん♡、私の腕前すごいでしょ?📸✨」
「なかなかやるじゃないか」和先生は感心したように頷く。「特にこの、蝶を見る君の横顔のショットは本当に素敵だよ」
「うん!私もそれ好き!🦋 でも、おにいたん♡が撮った私の読書してる姿も、なんだか大人っぽくて素敵…💭」
「本当だね。君の違う一面が見られた気がする」
「でも…」ユリシアは少しだけ目を伏せる。「一番のお気に入りは、公園のベンチで二人で撮ったやつかな…💕」
「あぁ、あれは僕も気に入ってるよ」和先生も優しく微笑む。
「じゃあ、審査員は…🤔」
「そうだな…」
二人は顔を見合わせ、そして笑い出した。
「引き分けにしようか」和先生が提案する。
「えー!そんなの面白くないよー!😤」ユリシアは可愛く抗議する。
「じゃあ…」和先生は少し考え、そっとユリシアの手を取った。「二人の願い事、両方叶えることにしよう」
「え…?😳」ユリシアの目が丸くなる。
💭 おにいたん♡が私の手を握ってる…暖かい…優しい…大好き… 💭
「ユリシアの願い事は?🌠」
「それは…」ユリシアはもじもじとしながら、小さな声で言う。「おにいたん♡と…一緒の写真を撮りたい…📱」
「一緒の?」
「うん…」ユリシアは恥ずかしそうに頷く。「中学生の時はよく撮ってたけど、高校に入ってからは撮ってないよね…」
和先生は少し驚いた表情を見せ、そして優しく微笑んだ。
「そうだね…確かに最近は撮ってないね」
「だから…記念に…🥺」
和先生はそっと立ち上がり、スマートフォンを手に取る。
「ここへ来て」
ユリシアが和先生の隣に座ると、彼は優しく肩を抱き寄せた。
「せーの…📸」
パシャリ。
スマートフォンの画面には、幸せそうに微笑む二人の姿が映っていた。
「どう?」和先生はユリシアに画面を見せる。
「うん…」ユリシアは目を潤ませながら、嬉しそうに頷く。「すっごく素敵…✨」
「この写真は、ユリシアの部屋に飾ってあげよう」和先生は静かに言う。「僕はこっそり書斎に置くよ。雫さんや茉里絵さんが来た時に見られたら、色々と説明が大変だからね」
「本当に…?🥺」
「ああ」和先生は確かに頷く。「これが僕の願い事だから」
「おにいたん…♡💕」
ユリシアは感動のあまり、再び和先生に抱きついた。
「ありがとう…大好き…♡💖」
「僕も大好きだよ、ユリシア」
和先生の静かだけれど、確かな愛情のこもった言葉が、夕焼けに染まる部屋の中で優しく響いた。言葉にするのは照れくさかったが、この日の写真撮影を通して、改めてユリシアへの愛情の深さを実感していた。彼女は単なる婚約者というだけでなく、かけがえのない大切な存在なのだと。
✨ 星空の下の秘密~心と心の絆~
その日の夜、写真フレームを持って部屋に戻ったユリシアは、ふと和先生の書斎のドアが少し開いていることに気がついた。そっと覗き込むと、和先生はデスクに向かって何かを書いていた。
そして、その横の引き出しから、こっそり取り出された新しいフォトフレーム。二人で撮った写真が、すでに飾られている。
「えへへ♡🌟」ユリシアは小さく微笑み、こっそり自分の部屋へと戻って行った。
💭 おにいたん♡、すぐに飾ってくれてる…やっぱり私のこと、本当に大切に思ってくれてるんだね… 💭
「私も今すぐ飾らなきゃ♡💝」
窓の外では、星が静かに瞬いていた。二つの部屋に飾られた同じ写真が、まるで星のように優しく光を放っているかのようだった。そして、その写真の中の二人は、これからも変わらない絆で結ばれていくのだろう。🌠