和先生

第3学年

お姉ちゃんのこと、どう思ってる?――美咲参謀、昼食会議

1.美咲参謀、出動日曜日。午前九時十五分。立野家の玄関。「美咲ちゃん、おはようございます」「おじちゃん、おはよー!」玄関の外に、和先生が立っていた。休日らしい落...
第3学年

なんであんたの方が仲いいのよ!――妹だけが知っていた和先生の休日

1.で、次は何をすればいいの?十月最初の土曜日。午前十時すぎ。久しぶりに実家へ戻った雫は、居間の座布団に座ったまま、難しい顔で腕を組んでいた。向かいでは、美咲が...
第3学年

『別に』禁止令――妹の恋愛指導は今日も容赦がない

1.非常事態九月二十六日、土曜日。午前九時。久しぶりに実家へ戻った立野雫は、居間の座布団に座ったまま、もう十分ほど同じ姿勢で固まっていた。向かいでは、小学六年生...
渚の妄想全力アプローチ

プロポーズは未遂!?――親友への誕生日報告

1.報告待ってる!九月二十二日、午後十時四十七分。長い一日を終えて自宅へ戻った渚は、自室のベッドに腰を下ろした。「…………」ぼんやりと左手を見る。薬指には、何も...
渚の妄想全力アプローチ

誕生日デートは五人で!?

四人の約束と、まさかのプロポーズ未遂1.おにいたん、どこ行くの?九月二十二日、午後四時半。和先生は書斎の鏡の前で、いつもより少しだけ念入りに身だしなみを確認して...
渚の妄想全力アプローチ

30歳まで、あと1日――親友は今年も容赦がない

九月二十一日、午後十時。誕生日まで、あと二時間。水無瀬渚は、自室のベッドの上でスマートフォンを握りしめたまま、もう五分ほど同じ画面を見つめていた。表示されている...
渚の妄想全力アプローチ

あなたと歩く、その先へ――渚先生の週末ウォーキング

九月の土曜日、午前六時半。朝露の残る森の遊歩道に、二人分の足音が響いていた。「和先生、もう少しテンポを上げますよ♪」「ええ……渚、まだ六時半なんだけど……」「だ...
第3学年

別に、先生に言われたからじゃない

放課後の教室で六時間目の簿記の授業が終わった。生徒たちが次々と教室を出ていく中、綾香は自分のノートを鞄へしまっていた。「姫宮さん」後ろから声を掛けられ、綾香は振...
女子六人、一泊二日

第1話 おにいたん、一人で大丈夫?

八月も、もう残りわずか。暦の上では夏の終わりが近づいているはずなのに、窓の外では今日も容赦なく太陽が照りつけていた。「……暑い」ユリシアはリビングのソファに座っ...
渚先生の日記

残暑よりも、少しだけ熱く

2026年8月24日(月)今日も、本当に暑い一日でした。八月も残すところ、あと一週間。学院はまだ夏休み中ですが、九月から始まる二学期に向けて、私たち教員は少しず...
トゥインクル☆バニーダンス

一日遅れのバニーの日――ごめんね、アオちゃん

2026年8月22日(土曜日)土曜日の朝。カーテン越しの夏の日差しが、静かなリビングに差し込んでいました。テーブルの上では、淹れたてのコーヒーから細い湯気が立ち...
第3学年

なんで私じゃないのよ!――夏制服、もう一人のモデル

五月下旬。新しい夏用制服が学院の公式サイトで公開されてから、まだ数日しか経っていない午後のことでした。和先生は職員室の机に、何枚かの制服資料を広げていました。正...
チャット履歴

五・七・五では収まらない――俳句の日の恋心大暴走

2026年8月19日――夜〖グループチャット・ひみつのおしゃべり部屋〗8月19日。「819=はいく」の語呂合わせから、この日は「俳句の日」とされている。そんな小...
第3学年

湖畔の花火と七つの想い ~一年後、また同じ夜空の下で~

プロローグ 約束の続きを一年という時間は、不思議なものだ。変わらないものもあれば、気づかないうちに大きく変わっているものもある。昨年の夏。湖畔に咲き乱れる花火を...
トゥインクル☆バニーダンス

和先生、アオちゃん限定イラスト集を0秒で予約する(第3学年編)

2026年7月26日(日曜日)アオちゃん限定イラスト集を発見!日曜日の朝。和先生は、淹れたてのコーヒーを片手に、リビングのパソコンでニュースを眺めていた。経済、...
第3学年

甘さ控えめ、未来はたっぷり

今日は、放課後の調理室を少しだけお借りして、手作りクッキーに挑戦しています。もちろん、生徒たちへの差し入れ……という名目ではあります。けれど、本当のことを言えば...
第3学年

陽だまりの渚先生

午後の陽射しが柔らかく差し込む運動場の一角。赤いジャージを着た渚先生は、芝生の上で小さくしゃがみ込み、両手で頬を包むようにして、ぼんやりと運動場を眺めていた。ど...
第3学年

夏の呼吸と、先生の視線 〜天瀬りおなとヨガ同好会の特別レッスン〜

2026年5月。チューエル淑女養成学院では、新しい夏用制服の正式採用と同時に、もう一つの新しい装いが生徒たちへ支給されることになった。それは、学院公認の夏用スポ...
第2学年

偶然の出会いから始まる新しい風(新制服採用エピソード)

プロローグ - 書店での発見11月上旬、秋の夕暮れ。帰宅途中の和先生は駅前の書店に立ち寄った。最新の経済誌でも眺めようかと思っていたのだが、ふと目に留まったのは...
第2学年

🎃 10月31日(金)ハロウィンの交錯する想い 🎃(第2学年編・33-5)

2025年10月31日(金曜日)第1章:学校でのハロウィンイベント(和先生の視点)ハロウィン当日。学院は朝から、生徒たちの仮装で賑わっていた。魔女、吸血鬼、猫、...
ユリシアの日記

10月30日(木)明日は、ぜったい負けないんだから!(ユリシアの日記)(第2学年編・33-4)

2025年10月30日(木曜日)えへへ♡ お部屋に飾ってるコスモス、今日もすっごく綺麗! 金曜日の夜、おにいたんが「ユリシアは俺の自慢の…」って言ってくれたの、...
淑女の簿記検定物語

10月29日(水)…”パートナー”としての、使命。(`・ω・´)キリッ(渚先生の日記)(第2学年編・33-3)

2025年10月29日(水曜日)…金曜日の、あの光景が、まだ目に焼き付いて離れないわ…。姫宮さん…でしたっけ。あの、クールで理知的な子が、まさか、なごみ先生の前...
淑女の簿記検定物語

10月28日(火)…分析、及び仮説。(綾香の日記)(第2学年編・33-2)

2025年10月28日(火曜日)…ログ:10月24日(金)のインシデント(Incident)について。 分析不能。 私の論理(ロジック)が、あの人(先生)の前で...
淑女の簿記検定物語

10月27日(月)…ムカつく。💢(雫の日記)(第2学年編・33-1)

2025年10月27日(月曜日)…まだ、金曜日のことを思い出すと、腸(はらわた)が煮えくり返る。72点。96点。あの姫宮とかいう女…。私のことを見る、あの「憐れ...
淑女の簿記検定物語

コスモスと、消えない不安(第2学年編・32)

2025年10月24日(金曜日)夜 【和先生とユリシアの家・リビング】カチャリ、と玄関のドアが開く音よりも早く、ユリシアはパタパタと廊下へ駆け出した。 学院から...
淑女の簿記検定物語

運命の金曜日、それぞれの涙(第2学年編・31)

2025年10月24日(金曜日)・放課後 【商業科・第2演習室】放課後の教室は、不自然なほど静まり返っていた。 空調の低い運転音と、誰かがごくりと喉を鳴らす音だ...
淑女の簿記検定物語

試験を終えて – 4人の日記(茉里絵の日記)(第2学年編・29-3)

2025年10月11日(土曜日)親愛なる日記様本日、日商簿記検定試験を受験いたしました。結果から申し上げますと、3級は恐らく合格できたのではないかと思います。第...
淑女の簿記検定物語

試験を終えて – 4人の日記(雫の日記)(第2学年編・29-2)

2025年10月11日(土曜日) 深夜26時過ぎまた眠れない。試験が終わってから、もう何時間経っただろう。頭の中で、あの第5問の標準原価計算が、ずっとぐるぐる回...
ユリシアの日記

試験を終えて – 4人の日記(ユリシアの日記)(第2学年編・29-1)

2025年10月11日(土曜日) 夜今日、簿記検定試験だった〜!なんかね、すっごく疲れちゃった…💦3級の試験はね、全然余裕だった…ううん、正直に言うと、ちょっと...
淑女の簿記検定物語

運命の試験日 – 日商簿記検定(第2学年編・28)

2025年10月11日(土曜日)プロローグ:試験開始前の静寂会場となったチューエル淑女養成学院の第3教室は、異様なほどの静けさと熱気に包まれていた。参考書を閉じ...