浜辺でのハプニング!秘密の海水浴(午前編)

ユリシアの全力おにいたん計画

週末の土曜日。朝から暖かい日差しが窓越しに差し込み、穏やかな時間が流れていた。私たちはいつも通りまったりと過ごしていたが、ふとユリシアがベッドの上でゴロゴロしながら突然声を上げた。

「おにいたん!今日は泳ぎに行きたい気分なの♡」

瞳を輝かせながら、まっすぐこちらを見つめてくる。ユリシアが何かを頼む時は、いつもこうだ。どうせ断れないことを分かっていて、全身で甘えてくる。それがまた彼女の魅力でもある。

「泳ぎ?いきなりだな。でも準備もしてないし…」

少し困惑しながらも、彼女の願いを断るつもりはなかった。少し考えて、ふと昔から通っていた、あの秘密の浜辺のことが頭をよぎる。人目もなく、静かな場所。2人だけの時間を過ごすにはぴったりの場所だ。

「大丈夫だよ!ちゃんと準備してるもん!」と、ユリシアは嬉しそうに鞄を振りながら見せてきた。どうやら、この日のためにずっと何かを用意していたらしい。ちらりと見える水着が可愛らしいデザインで、彼女のお気に入りなのだろう。

「えへへ、これね、大事に取っておいたの♡いつかおにいたんと泳ぐ時のために!」

そう言いながら、彼女は少し誇らしげに微笑んでいる。そんな様子に、私も自然と笑みがこぼれる。ユリシアはいつもこうして、私を驚かせたり喜ばせたりしようと考えている。それが彼女なりの愛情表現なのだ。

「そっか。じゃあ、行こうか。」

軽くため息をつきながらも、内心は楽しみだった。久しぶりにあの浜辺へ行くのも悪くない。ユリシアとの思い出がたくさん詰まった場所だし、静かな時間を過ごすのには最適だ。

浜辺に向かう道中、ユリシアはいつも通り楽しそうにしゃべり続けていた。おにいたんと過ごせる時間が嬉しいのだろう。そんな彼女の無邪気さに癒されながら、私たちは秘密の浜辺に向かっていた。

到着すると、相変わらず美しい景色が広がっていた。波が静かに砂浜を打ち、海の青さがどこまでも続いている。周りには人影もなく、聞こえるのは波の音と風の音だけ。まさに2人だけの特別な場所。

「やっぱりここ、最高だね!おにいたんと一緒に来るの、久しぶりだよね♡」

彼女はすぐに砂浜に荷物を広げ始め、元気いっぱいに走り回っていた。その姿を見ながら、私はそっと荷物を下ろし、砂浜に腰を下ろした。風が心地よく、まさに夏を感じる瞬間だった。

「おにいたん、私、着替えてくるね!ちゃんと見ててね♡」

ユリシアはキラキラした目でこちらを見て、鞄を持って少し離れたところへ走っていった。彼女が用意していた水着が気になりつつも、私はゆったりとした気持ちで彼女の様子を見守っていた。

しばらくして、ユリシアが着替えを済ませて戻ってきた。その姿を見た瞬間、思わず言葉が詰まった。

「えっ…」

ユリシアが着ていたのは、確かにとても可愛らしい水着だった。しかし、明らかにサイズが合っていない。胸元がきつそうで、肩紐も今にも外れそうだ。さらに、ボトムスも小さすぎて、動くたびに危なっかしい。

「どう?可愛いでしょ♡」

ユリシアは自信満々にくるりと回って見せてくるが、その姿は危なすぎる。彼女は全く気にしていない様子で、私を見上げながらニコニコと笑っている。

「いや、ちょっとその水着…サイズ合ってないんじゃないか?」

「え?そんなことないよ!これ、おにいたんに似合うって言われたくて選んだんだから♡」

そう言って、さらに回って見せるユリシア。私は思わず目を背けたくなった。今にも何かが起こりそうな予感がしてならなかった。胸元の生地が引き伸ばされていて、今にも限界を迎えそうだ。

「ユリシア、本当にそれ危ないから…」

必死に止めようとするが、彼女はまったく聞く耳を持たず、楽しそうに砂浜を駆け回っている。私は仕方なく、少し離れた場所から見守ることにした。

ユリシアは水の中に飛び込み、気持ちよさそうに泳ぎ始めた。彼女の楽しそうな声が、浜辺に響いていた。

「冷たくて気持ちいいよ~♡」

彼女は元気いっぱいに泳ぎ回り、無邪気な笑顔を見せている。その姿を見て、私はほっとした反面、やはり心配な気持ちもあった。波が激しくなるたびに、ユリシアの水着が少しずつずれていく。特に胸元は限界に近づいているように見えた。

そして、ついにその瞬間が訪れた。

「きゃっ!」

突然、ユリシアの声が響き、彼女が慌てて胸元を隠している。どうやら肩紐が外れ、胸元が危うい状態になってしまったようだ。彼女は顔を真っ赤にしてパニックになっている。

「おにいたん!助けて…!」

ユリシアは恥ずかしそうにこちらを見ながら、必死に胸を隠している。私は急いでタオルを持って駆け寄り、彼女に渡した。

「ほら、タオル!」

ユリシアはタオルを受け取り、急いで体を覆った。彼女は恥ずかしさと動揺でしばらく動けない様子だったが、私たちは顔を見合わせて照れ笑いを浮かべた。

「うう…おにいたん、恥ずかしいよ…こんなの…」

「仕方ないさ。サイズが合ってなかったんだから、次はちゃんとした水着を買いに行こうな。」

私はユリシアの肩を軽く叩き、励ますように声をかけた。

「うん…」

ユリシアは顔を真っ赤にしながらも、少し元気を取り戻し、笑顔を見せてくれた。彼女の無邪気な姿に、思わず安心感を覚える。これでようやく一息つけるかと思ったが、まだ午前中。ハプニングはここで終わりではないだろう。

 

「おにいたんに全部見せたい、特別な私を。」

その後、ユリシアは着替えを済ませて、少し照れた様子でタオルにくるまり、砂浜に腰を下ろした。潮風が心地よく、海の音が静かに響く中、しばらくは無言で日差しを浴びていたが、彼女の表情にはどこか不安が混じっているように見えた。

ユリシアの視線がちらちらとこちらに向けられているのが気になりつつも、私はただ静かに見守っていた。彼女は何かを考えているのだろう。もしかしたら、さっきの水着ハプニングで恥ずかしがっているのかもしれない。そんなことを思っていたが、ユリシアは突然、意を決したように口を開いた。

「ねえ、おにいたん、お願いがあるの…」

「ん?どうした?」と問いかけると、ユリシアは少し恥ずかしそうに視線を逸らしながら続けた。

「私の写真、撮ってほしいの…」

一瞬、その言葉に驚いた。ユリシアが自分の写真を撮ってほしいなんて、少し意外だったのだ。普段、彼女はそこまで自分の外見に執着するような子ではない。それに、なぜ今ここで写真を撮ってほしいのか…。何か理由があるのだろうか?

「写真?もちろん、撮ってもいいけど…急にどうしたんだ?」私は軽く尋ねてみた。すると、ユリシアは少し戸惑ったように口をつぐんだが、やがてぽつりと呟くように言った。

「だって、最近…おにいたん、雫ちゃんのこと…気にしてるでしょ?」

その言葉に、私は一瞬固まった。確かに、最近は雫のことを注意したり、授業中に声をかける機会が増えていた。彼女はアイドルとしても注目されているし、クラスでも目立つ存在だ。だが、まさかユリシアがそれを気にしていたとは。

「いや、そんなことは…」と言いかけたが、ユリシアは私の言葉を遮るように続けた。

「私、雫ちゃんには勝てないのかなって、最近ずっと思ってて…」彼女の声はどこか弱々しく、普段の元気な彼女とは違う雰囲気が漂っていた。

「雫ちゃんは、すごいアイドルだし、スタイルもいいし…私なんかが比べられたら、きっとおにいたんだって、雫ちゃんの方がいいって思うかも…」

ユリシアはそう言いながら、俯いてしまった。私はそんな彼女の姿に胸が締めつけられるような気持ちになった。彼女はこんなにも自分に自信を持てなくなっていたのだろうか。

「ユリシア、そんなこと思わなくていい。雫もユリシアも、俺にとって大事な生徒だよ。でも、ユリシアはユリシアで、雫とは全然違う魅力を持ってるんだ。」

そう言うと、ユリシアは少しだけ顔を上げ、私を見つめた。その目には少し希望が戻ってきたようだった。

「本当…?私にも、魅力ってあるの?」

「もちろんだよ。ユリシアはいつも明るくて、元気で、周りのみんなを笑顔にする力がある。それに、何よりも優しいだろ。そんなユリシアが大好きだよ。」

私がそう言うと、ユリシアの顔はみるみる赤く染まり、照れくさそうに微笑んだ。

「じゃあ…私、もっと自信を持ってもいいのかな?」

「もちろんさ。だから、写真を撮るっていうなら、どんどん撮ってあげるよ。」

ユリシアはその言葉に嬉しそうに頷き、少し恥ずかしそうに立ち上がった。

「うん…ありがとう、おにいたん♡」

ユリシアはタオルを手に取り、少しずつ砂浜を歩きながらポーズを取ろうとし始めた。彼女は何度かポーズを変えながら、振り向いて私をちらちらと見ている。

「ねえ、おにいたん、どんなポーズがいい?」

少し照れながらそう尋ねるユリシアに、私は微笑んで答えた。

「ユリシアらしい元気な感じで、笑顔を見せてくれればそれでいいよ。」

その言葉を聞いた彼女は、すっとポーズを取り、少しだけ恥ずかしそうに笑顔を浮かべた。彼女の髪が潮風に揺れ、海の背景とともに美しい光景が広がっていた。シャッターを切ると、彼女は満足げに笑いながらまた別のポーズを取る。

「じゃあ、次はこう…どうかな?」

ユリシアが勢いよく声をかけてきたかと思うと、彼女は砂浜の向こうの岩陰に消えていった。どうやら今日は特別な日らしい。ユリシアはしきりに何かを隠しているような様子だったが、彼女の無邪気な笑顔を見ていると、何か楽しいサプライズが待っているに違いないと期待が膨らんだ。

「待っててね、おにいたん♡!」という元気な声が響き、しばらくすると岩陰からぴょんと飛び出してきたユリシア。その姿を見て、私は思わず驚きの声をあげた。

なんと、彼女は学院の制服であるセーラー服をアレンジして、水着と一緒に着てもおかしくないように仕立て直したものを着ていたのだ。ユリシアは自信満々に、スカートをふわりと回しながら笑顔を見せる。

「じゃーん!どう?おにいたん、これね、セーラー服と水着を合わせてみたの!」

その姿は、夏の日差しに照らされてキラキラと輝き、まるで特別な舞台に立つ主役のようだった。白いセーラー服の裾が風になびき、下から水着のラインがチラリと見える。

「ユリシア…すごいな。そんな風に仕立て直すなんて、まさかそんな着こなしができるとは思わなかったよ。」私は思わず驚きを隠せず、素直な感想を口にした。

ユリシアはその言葉に満足そうにくるっと回転して見せ、「えへへ♡、おにいたんに褒められて嬉しいな!」と笑顔を浮かべていた。

「次はもっと可愛いの持ってきたよ!」と言って、再び岩陰に消えていったユリシア。どうやらまだまだサプライズが続くらしい。

少し待つと、今度はピンク色のワンピースを着てユリシアが現れた。先ほどのセーラー服とは打って変わって、清楚で可憐な印象の服装だ。ワンピースの裾が風に揺れ、彼女の愛らしさを一層引き立てている。

「これ、どうかな?おにいたん、ピンク色が好きだって言ってたでしょ?」と、ユリシアは少し照れながら私の反応を伺っていた。

その姿を見て、私は不意に「ユリ…」と、幼い頃に使っていた懐かしい呼び名が口をついて出た。

「え?今、ユリって…おにいたん、私のことユリって呼んだの?」と、ユリシアは目を輝かせながら、まるで宝物を見つけたかのような顔をして近づいてきた。

「ごめん、つい…昔みたいに呼んじゃったけど、嬉しいか?」と私が尋ねると、ユリシアは大きくうなずき、満面の笑みを浮かべた。

「もちろん!おにいたんが『ユリ』って呼んでくれるの、すっごく嬉しい!もう一回、呼んでくれる?」と目を輝かせてせがんでくる。

「ユリ、すごく似合ってるよ。そのピンクのワンピース、本当に可愛い。」と再び口にすると、ユリシアは嬉しそうに小さくジャンプし、私の前で軽やかにくるっと回って見せた。

「おにいたんに気に入ってもらえて、本当に嬉しい!」彼女の声には、心からの喜びがあふれていた。

その後もユリシアは次々と衣装チェンジをしてくれた。次に現れたのは、ピンクのフリルがついた水着。少し子供っぽいデザインだったが、そのフリルがユリシアの健康的な美しさを引き立てていた。

「見て見て!これ、すごく可愛くない?おにいたん、どう思う?」と、ユリシアは恥ずかしそうにしながらも、少し体をくねらせて私の反応を待っている。

「ユリシア、それも可愛いよ。フリルがすごく似合ってる。」私は心の中で、彼女の魅力が次々と引き出されていく様子に驚きつつも、素直に感想を伝えた。

ユリシアは嬉しそうに笑い、さらに大胆にポーズを決めてみせる。「おにいたんが見てくれると、私ももっと元気になっちゃう!」

そして、最後に現れたのは青と紺色のラテックス生地の水着。ピチピチのその姿は、どこかセクシーでありながら、彼女の無邪気さを感じさせる不思議な魅力があった。

「これね…ちょっとサイズが合わなくて、ピチピチなんだけど…どうかな?」と、ユリシアは恥ずかしそうに自分の体を少し隠しながら、控えめに私を見上げた。

その姿に、私は「ユリシア…それもまた君らしくて、すごくいいよ。青と紺の色が君の肌にすごく映えてる。」と思わず感嘆の声を漏らしてしまった。

ユリシアはその言葉に安心したように、「おにいたんがそう言ってくれるなら、少し恥ずかしかったけど、持ってきてよかった!」と笑顔で答えた。

そんな風に、ユリシアは次々と自分の姿を私に見せてくれた。それはまるで、彼女の成長や変化を確かめるような時間であり、私もまた彼女の一つ一つの姿に感動し続けていた。

「ユリ、どんな姿も素敵だよ。君は本当に可愛い。」私がそう言うと、ユリシアは恥ずかしそうにしながらも、満面の笑顔を浮かべた。

そんな二人きりの時間は、ずっと続いてほしいと心から思いながら、私は彼女の笑顔を見守り続けていた。

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