如月 柚羽

チューエル淑女養成学院の夏制服姿で実家の商店を手伝う2年生の如月柚羽

夏制服姿で、実家の商店を手伝う2年生の柚羽

高等部の2年生になった柚羽

控えめで礼儀正しく、いつも周囲のことを気遣っている女の子。

でも、親しい人の前や、本当に困った時には――

「だって……そうなんだもん」

そんな少し子供っぽい言葉が、ついこぼれてしまいます。

如月柚羽は、チューエル淑女養成学院に通う高等部二年生。

家族の商店をいつか自分の力で支えたいという思いから簿記を学び、大好きな雫先輩の背中を追いながら努力を重ねてきました。

一度は検定に失敗したものの、2026年2月22日に日商簿記3級に合格

さらに内部編入を果たし、4月からは商業科2年C組で新しい一歩を踏み出しています。

人に頼ることが少し苦手で、頑張りすぎてしまう柚羽。

けれど今は、「一人で全部できること」だけが強さではないと、少しずつ知り始めています。

基本情報

名前 如月 柚羽(きさらぎ ゆずは)
所属 チューエル淑女養成学院・高等部 商業科2年C組
転科歴 1年次は家庭科1年B組、2年次より商業科へ編入
委員会活動 保健委員
通学形態 月華寮(寄宿舎)
年齢 16歳
誕生日 11月23日(勤労感謝の日生まれ)
身長 158cm
スリーサイズ 87/59/86
髪・瞳 茶色の三つ編みツインテール/温かみのある茶色の瞳
資格 日商簿記3級(2026年2月22日合格)
一人称
愛称 ゆずは、ゆずはちゃん、ゆう、ゆうちゃん
座右の銘 「一歩一歩、着実に」

成長記録

入学時は身長157cm、スリーサイズ85/59/84。

2025年春:家庭科1年B組に入学。和先生の授業をきっかけに簿記へ興味を持ち、商業科への内部編入を目指す。

2025年10月:簿記検定に挑戦するも、本番の緊張から実力を発揮できず失敗。雫先輩や和先生に支えられ、再挑戦を決意。

2026年2月22日:日商簿記3級に合格。

2026年4月:商業科2年C組へ編入。現在は会計や商業について、さらに深く学んでいる。

※本プロフィールは、2026年8月・高等部2年生時点の内容です。

チューエル淑女養成学院高等部入学当時の如月柚羽

1年生の時の柚羽

柚羽のことをもっと知る

性格・簿記・家族・趣味・「だもんっ!」・水泳・苦手なこと・将来の夢

性格と一年間の成長

柚羽は、控えめで礼儀正しく、真面目な努力家です。人の表情や声の変化にもよく気づき、自分より周囲を優先してしまうほど気遣いのできる女の子でもあります。

一方で、「人に迷惑をかけてはいけない」という思いが強く、困っていても一人で何とかしようとしてしまいます。

一年生のゴールデンウィークには、早朝から夜まで予定を詰め込んだ「完璧な勉強計画」を立て、予定が崩れても無理に取り戻そうとしていました。

そんな柚羽に、雫は「少しくらい私を頼っていい」と声をかけます。

今では、自分を助けようとしてくれる人の気持ちを受け取ることも大切なのだと、少しずつ理解するようになりました。

二年生になっても頑張り屋なのは変わりません。ただ、「全部一人でやらなくてもいい」と思えるようになったことが、この一年での大きな成長です。

関連エピソード:
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簿記と商業科への編入

柚羽が簿記を学ぶ最大の理由は、実家の商店を支えるためです。

売上や仕入れ、利益や費用――それまで家のお店で何となく目にしていた数字の意味を知り、自分の知識で家族の力になりたい。それが柚羽の原点です。

一年生の春、和先生から聞いた、

「信用は、目に見えない資産なんだ」

という言葉も、心に深く残っています。

学院で多くの人に支えられるうちに、柚羽はその「信用」という言葉を、商売だけではなく、人と人との関係にも重ねて考えるようになりました。

2026年2月22日の日商簿記3級合格は、資格を一つ手にしただけではありません。

失敗しても、自分を信じてくれる人を頼り、もう一度挑戦できた証でもあります。

現在は商業科2年C組で、簿記3級をゴールにせず、会計や商業をさらに深く学んでいます。

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家族と実家の商店

柚羽にとって、家族は何より大切な存在です。実家では地方の小さな商店を営んでおり、幼い頃から店番や商品の確認、帳簿を見る手伝いをしてきました。

夏祭りや花火大会の日でも店を手伝うことが、柚羽にとっては普通の日常でした。

そのためお金に対する感覚は現実的で、自分のために高価なものを買ってもらうことにも遠慮があります。欲しいものがあっても、まず「家計に負担をかけないかな」と考えてしまいます。

家族には心配をかけたくない。でも、本当は自分も家族に甘えたい。

そんな少し不器用な優しさも、柚羽らしさの一つです。

将来は、学院で身につけた簿記や会計の知識で家業を支え、両親が今より少し楽に暮らせるようにしたいと願っています。

好きなこと・趣味・特技

柚羽は、家計簿をつけること、書道、静かな場所での読書、手紙を書くことが好きです。数字を整理したり、一文字ずつ丁寧に文字を書いたりする時間は、落ち着いた性格によく合っています。

手先も器用で、細かな作業を丁寧に仕上げることが得意です。

料理やお菓子作りにも興味がありますが、本人はまだ「得意」とまでは思っておらず、誰かに喜んでもらえるものを作れるよう少しずつ練習しています。

また、騒がしい大型店よりも、身近な商店で必要なものを一つずつ選ぶような、穏やかな日常を好みます。

「だもんっ!」――本当の柚羽

学院ではいつも礼儀正しく、丁寧な言葉遣いを心がけている柚羽。特に先輩たちの前では、「きちんとした後輩でいなければ」と少し背伸びをしています。

ところが、本当に怖かったり、焦ったり、安心したりすると、その背伸びがぽろりと外れます。

「やだもん!」
「怖いんだもん!」
「頑張ったもん!」

家族の前で使っていた、少し子供っぽい話し方が出てしまうのです。

夏休み、雫と茉里絵に怖い話を聞かされた夜には、とうとう素の口調が完全に露呈。

真っ赤になって恥ずかしがる柚羽に、雫は「いいのよ、そのままで」と声をかけました。

弱いところまで受け入れてもらえたこの出来事は、柚羽が少しずつ素の自分を見せられるようになるきっかけになっています。

この「だもんっ!」という素顔は、後に柚羽自身のミュージックビデオの題材にもなりました。

関連ページ:
真夏の夜と、三つの絶叫
だもんっ! 如月柚羽のミュージックビデオ

泳げないことと、秘密の練習

柚羽は水泳が大の苦手で、足がつかない場所では強い恐怖を感じてしまうほどのカナヅチです。

それでも、花火大会のあと、先輩たちが「今度はみんなで水辺で遊びたい」と話しているのを聞き、自分も一緒に楽しめるようになりたいと思うようになりました。

そこで誰にも言わず、学院のプールで一人、練習を始めます。

思うように泳げなくても、簿記で同じ問題を何度も繰り返して理解できた経験を思い出し、

「泳ぎも、繰り返せばいつか分かるようになるのかな」

と挑戦を続けています。

水泳は、現在もまだ克服途中の課題です。

関連ページ:
私の小さなノートくんへ 柚羽の日記

苦手なものとコンプレックス

柚羽は、大勢の人から注目されることや、自分のことを積極的に話すことが苦手です。「ちゃんとしなければ」と緊張しすぎて、本来の力を出せなくなることもあります。

水泳やお化け、怪談も大の苦手で、怖さが限界を超えると、普段隠している「やだもん!」という幼い口調まで飛び出します。

また、実家の家計に負担をかけることを強く気にしており、自分のためにお金を使うことへ罪悪感を覚え、必要なものまで我慢してしまうことがあります。

そして何より苦手なのが、自分の弱さを誰かに見せること。

「迷惑をかけたくない」と、一人で抱え込んでしまいがちです。

けれど学院で過ごす中で、心配してくれる人に頼ることは「迷惑」ではないと、少しずつ学び始めています。

将来の夢と心の支え

柚羽の夢は、簿記や会計を身につけ、実家の商店を数字の面から支えられるようになることです。

売上が伸びない理由を考え、無駄な支出を見つけ、家族が安心して商売を続けられるようにする。

「勉強した知識を、誰かの暮らしのために使える人」

になることが、柚羽の目標です。

一年生の頃は「家族を助けなければ」という責任感が何より強くありました。

けれど学院で友人や先輩と過ごす中で、家族を大切にしながら、自分自身も楽しいと思える人生を歩んでいいのだと思えるようになってきました。

柚羽を支えているのは、遠く離れて暮らす家族、商業の道を示してくれた和先生、温かく迎えてくれたユリシアや茉里絵、渚先生。

そして何より――

何度転んでも手を伸ばしてくれる、大好きな雫先輩です。

大切な人たちとの関係

雫先輩・和先生・ユリシア・茉里絵・渚先生

立野 雫

柚羽にとって雫は、「憧れの先輩」であり、「大好きな先輩」であり、今ではお姉ちゃんのような存在です。

最初は、強気で少し怖そうな雫に緊張していました。

しかし簿記の補講で困っていた時、自分のノートを貸し、間違えた場所に赤い印をつけ、早朝練習にまで付き合ってくれたことで、その印象は大きく変わっていきます。

言葉はぶっきらぼうでも、柚羽が失敗すれば助け、頑張りすぎれば止め、泣いている時にはそばにいてくれる人。

一度検定に失敗した柚羽がもう一度立ち上がれた最大の原動力も、雫の存在でした。

「私も、いつか雫先輩みたいになりたい」

それが、柚羽の素直な憧れです。

また、雫が和先生へ抱いている気持ちにも気づいており、大切な先輩だからこそ、その恋が叶ってほしいと誰にも言わず応援しています。

関連エピソード:
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和先生

和先生は、柚羽が商業の道へ進むきっかけを与えてくれた恩師です。

簿記だけではなく、数字の向こう側にある人の暮らしや、商売における「信用」の大切さを教えてくれました。

家族の店を助けたいという柚羽の気持ちを理解し、失敗しても責めることなく、何度でも学び直す機会を与えてくれる先生です。

柚羽にとっては強い尊敬の対象で、褒めてもらえると「もっと頑張ろう」と思える存在。

ただ、簿記への情熱を最も強く燃やしているのは、和先生に認められたい気持ち以上に「雫先輩に追いつきたい」という憧れです。

ユリシア・ベルリーヴ

明るく人懐っこく、柚羽を自然に仲間の輪へ迎え入れてくれた先輩です。

遠慮して一人でいる柚羽にも当たり前のように声をかけてくれるユリシアの明るさは、少しまぶしく、同時に憧れでもあります。

性格は正反対に見えますが、家族や大切な人のためなら一生懸命になれるところは、よく似ています。

橘 茉里絵

いつも穏やかで、柚羽の話を急かさず聞いてくれる優しい先輩です。

「だもんっ!」という素の自分を見せてしまった時にも、それを「愛らしい」と自然に受け入れてくれました。

雫とはまた違った意味で、柚羽が安心して弱いところを見せられる相手です。

水無瀬 渚先生

保健体育科の教師として、柚羽にとって頼れる大人の女性です。

生徒一人一人を気にかける姿に憧れており、保健委員として活動する柚羽にとっても、「誰かが安心できる存在になる」という意味で一つの目標になっています。

大切な思い出

学院での出会いと挫折、そして2年生へ続く大切な記憶

「信用は、目に見えない資産」

一年生の春、和先生の商業科体験授業で聞いた言葉です。

当時はまだ意味を完全には理解できませんでしたが、多くの人に助けられ、自分も誰かを信じるようになったことで、柚羽の中で少しずつ特別な意味を持つようになりました。

初めてみんなと見た花火

それまで柚羽にとって夏祭りや花火の日は、実家の商店を手伝う日でもありました。

学院へ来て初めて、雫、ユリシア、茉里絵、和先生、渚先生たちと一緒に花火を見上げた夏の夜。

そこで柚羽は、自分を受け入れてくれた人たちとの関係こそが、

「お金では絶対に買えない、私のたからもの」

なのだと感じました。

関連ページ:
私の小さなノートくんへ 柚羽の日記:私のたからもの

真夏の夜にばれた「だもんっ!」

雫と茉里絵に誘われて聞いた怪談話。

怖さが限界を超えた柚羽は、いつもの丁寧な言葉遣いを忘れ、家族の前でしか見せなかった子供っぽい話し方をさらけ出してしまいました。

恥ずかしがる柚羽に、二人は「そのままでいい」と言ってくれます。

素の自分まで受け入れてもらえた、忘れられない夜です。

2025年10月――初めての大きな挫折

一生懸命勉強して臨んだ簿記検定。

しかし本番では緊張で頭が真っ白になり、普段の力を発揮できませんでした。

「雫先輩があれほど教えてくれたのに」と涙を流した柚羽でしたが、日記には、

「今回ダメでも、次がある」

と記し、もう一度机へ向かいます。

失敗しても歩みを止めなかった、柚羽にとって初めての大きな挫折でした。

2026年2月22日――日商簿記3級合格

秋の失敗から約四か月。

雫の根気強い指導と和先生の補習に支えられ、再び試験へ挑んだ柚羽は、念願の日商簿記3級に合格しました。

一度は自信を失った柚羽にとって、それは自分の努力をもう一度信じられるようになった合格です。

そして資格を手にした喜びと同じくらい嬉しかったのが、

ずっと支えてくれた雫先輩へ、成長した姿を見せられたことでした。

商業科2年C組へ

一年間の努力を重ね、内部編入を果たした柚羽は、2026年4月から商業科2年C組へ。

家庭科の生徒として遠くから見ていた商業科の教室が、今では自分の学ぶ場所になりました。

けれど、これはゴールではありません。

家族のために。支えてくれた人たちのために。

そして今度は、自分自身の未来のために。

「一歩一歩でいいんだよね。だって、ちゃんと前に進んでるんだもんっ!」

柚羽は今日も、新しい一ページをめくっています。